今回ダイハツの第三者による報告書が公開され、明らかになったことがある。
それがエンジンの出力の認証を取得する際にポート研磨などを実施し、不正が行われたということ。
本来であれば技術的なメリットとなり得る加工なのだが、なぜその技術を正々堂々とハイパワー版の車両に使わなかったのだろうか。
多くの名車を生み、生活のアシとして愛されてきたダイハツがいったいなにをしているのかと、自動車メディアとしても強い憤りを覚える。
さらに第三者による報告書によれば下記のような表記がなされている。
(1)シリンダーヘッドの下部を面研磨して燃焼室の容積を縮減する
(2)スロットルボディのボア径を拡張する
(3)作動角が大きいカムシャフトを特注し使用する
(4)シリンダーヘッドの吸気側及び排気側のポートを 研磨する
(5)ハイオクガソリンの使用
(6)(EF-ZL エンジンが搭載された車種に ついて)EFI51のロムの書き換え
といった量産時には行わない加工等を行った。
カスタムカーのフルチューン状態。エンジンの燃焼などの効率化を求めたが故の不正であり、ダイハツが裏ではこのような極めて悪質な不正をしていたとは想像だにしなかった。
https://bestcarweb.jp/feature/column/758905