北海道・釧路地裁は4日、釧路市の無職・田中治樹被告(51)に無期懲役の判決を言い渡しました。

判決によりますと、田中被告は2016年1月、釧路市愛国西2丁目の住宅でおばの田中弘子さん(当時80)の頭を鈍器なようなもので約40回殴って殺害し、現金20万円余りを奪ったと認定しました。

田中被告は初公判からパチスロ好きのうえ、嘘をつくなどして親族や知人をはじめ、ヤミ金融からも借金を重ねたことなどを認める一方で、「検察官の話は事実ではない。弘子さんを殺していませんし、お金を奪ってもいません」」などと起訴内容を全面的に否認し無罪を主張していました。

一方で直接的な物証に乏しい検察は、状況証拠を積み重ね、犯人は田中被告しかありえないとして無期懲役を求刑していました。

きょう法廷に現れた田中被告は青色ネクタイのスーツ姿で黒ぶち眼鏡に白いマスクと初公判と同じ姿で判決を聞きました。

つづき 車が似ていてパチスロで勝って「いびき」と検索しただけの偶然の積み重ねで殺人犯認定
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