中国市場の動向から見る「日本車の限界」…前世紀から続く「自動車王国・日本」が終わりを迎える日は近いのか?

https://news.yahoo.co.jp/articles/54418e6a23b1ea349b26167dbe2c17916a1775ef

>先月6日、トヨタ自動車が過去最高益の業績...

>だが、「ビッグ3」の決算発表を細かく見ると、世界市場で「暗部」が一ヵ所だけ存在する。それは中国市場だ。

 中国汽車(自動車)工業協会(CAAM)が1月11日に発表した2023年の自動車販売台数は、前年比12%増の3,009万4,000台。生産台数は同11.6%増の3,016万1,000台である。販売台数、生産台数ともに、世界初となる3,000万台の大台を突破。15年連続で世界一となった。

 2位のアメリカの販売台数は、前年比12.3%増の1560万8386台(マークラインズ調べ)。つまり、中国の5割強に過ぎず、中国こそが圧倒的な自動車市場であることは明快だ。

 ところがトヨタは、2022年4月から12月までの中国市場における連結子会社の営業利益は1387億円で、前年同期の1580億円より200億円近く少ない。持分法適用会社・持分法による投資損益も、2022年4月~12月の2230億円から、2023年4月~12月の2209億円へと減らしている。