父親は家を出て行くことになり、性的虐待は無くなったが、別居先は家の真裏のアパートだった。父親が立ち寄ることもあり、里帆さんは逃げるように東京の大学へと進学した。

そして一昨年、19歳年上の佳樹さんと出会う。佳樹さんは里帆さんの過去を、すべてを受け入れてくれた。


夫・佳樹さん
「つらかっただろうなと。本気で力を全力で貸してくれる人は少ないし、同情は得られたとしても『巻き込まないでね』ていうことが一般的な人の価値観だと思うし、本当に居場所がないんだろうなと。一も二もなく『助けるよ、俺が力になるよ』って」

こうして交際が開始。それでも、里帆さんが不安定になることも少なくなかったという。2022年11月、突然、里帆さんが“自殺”を図ったのだ。

佳樹さん
「ここで寝ていたようですね。トイレで(睡眠)薬を飲んで、そのあと意識が朦朧としてここに寝転がって」

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/907137?page=2