TOKYO BASE、新卒初任給40万円に引き上げ 全従業員対象のベースアップも実施

セレクトショップ「STUDIOUS」、アパレルブランド「UNITED TOKYO」「PUBLIC TOKYO」などを展開するTOKYO BASEは、
新卒採用初任給を学歴、年次に関わらず一律40万円へ引き上げ、併せて全従業員を対象としたベースアップを実施したと発表した。

給与改定の概要
■初任給
改訂前:30万円
改訂後:40万円
適用対象:2024年4月入社以降の新入社員
金額:固定残業代および固定交通費を含む月額支給額

■ベースアップ
適用時期:2024年2月分(3月15日支給)より
※全従業員(正社員)の月額支給額が40万円以上となる

今回の給与体系改定は、同社が掲げる「日本一のファッション企業」になるという目標達成に向けた取り組みの一環。
国内ファッション業界最高水準となる給与体系への改訂により、従来ファッション業界に就業してこなかった人材の採用も目指すとしている。

同社はグローバルでの事業展開も推進しており、給与もグローバル基準に合わせる必要があると考えているという。
現場主義を掲げる同社は、現場スタッフに適正な対価を支払い、先行投資としてグローバル基準に合わせた対価を支払いしていくとのことだ。

また、同社は、東京、名古屋、大阪の中価格帯以上の商業施設に絞った出店や、売上のみを目的とした低価格帯事業の撤廃、
営業力の強化などにより生産性の向上を進めてきた。このビジネスモデルを磨き上げることで業界最高水準の給与を賄えるようになったため、
今回の給与体系改定を決定したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b14613bba2c0697700e7183c8048ec6cd47efa1