JRが悲惨?みどりの窓口削減→大混雑、新幹線の予約システム乱立&使いにくい

 JRの駅に設置されている電車乗車券の券売所「みどりの窓口」が削減されていることを受け、一部の「みどりの窓口」で大混雑が発生していると話題になっている。JR各社は利用者にインターネットでのチケット購入を促しているが、予約システムが「スマートEX」「エクスプレス予約」「えきねっと」など乱立しているのに加え、SNS上では「使いにくい」「わかりにくい」といったUI(ユーザーインターフェース)面の難点を指摘する声も多数みられる。
このままでは「乗車券が買いにくい」という状況が広がりかねないが、背景には何があるのか。JR東日本や業界関係者の見解を交え追ってみたい。

 JR東日本は2021年に「みどりの窓口」を25年までに約7割削減する方針を発表。21年時点で440駅にあったが、約140駅まで減る見通し。20年度時点で新幹線など近距離以外の乗車券も、「みどりの窓口」での購入は2割程度にとどまっていることもあり、JR東日本は固定費削減のため「みどりの窓口」の削減を進めている。JR東日本によれば、21年度から今年4月1日までの閉鎖数は231駅に上る。

 その影響で一部の「みどりの窓口」では混雑が発生して「60人待ち」「1時間待ち」などになっているという証言がSNS上で相次いでいる。JR東日本に聞いた。

「みどりの窓口の配置についてプレスリリースでお知らせをする2021年以前から、同様に繁忙期等において、特に首都圏の駅を中心に混雑が発生しているのは事実でございます。混雑している駅や時期等には、状況に応じて、案内社員の応援体制を構築することにより、お客さまのご用件を予めお伺いし、自動券売機のご案内及び操作をサポートするなどの対応をするとともに、引き続きインターネットやスマートフォンによるきっぷ購入の利便性をさらに向上していくこと等により、駅の窓口や券売機に立ち寄ることなく列車をご利用いただけるよう取り組んでまいります。
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