お寿司にしょう油をつけるとき、育ちがいい人はしないこと
諏内えみ: 「マナースクールライビウム」「親子・お受験作法教室ライビウム」代表
ライフ・社会 育ちがいい人だけが知っていること
2024年4月13日 3:22

カウンターでいただくお寿司は、絶妙な量の煮切りしょう油をつけて供されることがほとんどですので、そのまま召し上がれます。
では、小皿に入ったおしょう油はどのようにつければよいでしょうか。

まず、気をつけていただきたいのは、おしょう油をご飯の部分にはつけないということ。
水分でお米が崩れ、しょう油皿の中に一粒二粒お米が残ってしまうのは見た目によくないものです。

おしょう油をつけるべきところはネタですので、お箸でいただくのならお寿司をいったん90度横に倒し、その状態で横からお箸で挟み、小皿のおしょう油につければ、ネタだけにおしょう油をつけられます。

絶対に避けたいのは、ネタをはがしておしょう油をつけてからご飯の上に戻すこと。握り手の方に大変失礼ですし、お行儀が悪い所作となります。

「これがマナーです」と明確な決まりがあるわけではないことでも、適切なふるまい方、美しい所作を知っている人が、育ちがいい人です。
https://diamond.jp/articles/-/342104