【高重量スクワットやデッドリフトに対する誤解】

リスクを回避するためには怪我をしないようにしっかりとフォームを教え込めば良い。

それはまさしく正論です、そして間違いではありません。

ただしフォームを完璧にしようとするあまり「少しでもフォームが崩れたら止めさせなければならない」などと言っていては実際には強くする事など出来ません。

ここがよく誤解されているところですが、どんなにスクワットやデッドリフトのフォームが綺麗な人でも限界まで追い込めば多少の腰痛にはなります。

スクワットやデッドリフトのプロであるパワーリフターも腰痛になります。

他の競技スポーツの選手よりフォームが下手なわけはありません。

他の競技スポーツの選手をトップパワーリフターよりも完璧なフォームが出来るようになるまで指導してからじゃないと高重量を使用したりMAXに挑戦したり限界まで追い込んではいけないのだとしたら、その選手が現役中に出来るのは軽い重量でスピードをコントロールしたトレーニングだけになってしまいます。

私も低いレベルではありますが一時はスクワットの日本記録を持っていましたが腰痛とまではいきませんがいつも腰は張っていました。

デッドリフトも他競技の日本代表ぐらいには負けないと思いますがやっぱり腰は痛いです。

でもそのぶん効果があるからやるし、それを知っているから選手にもやらせます。

ここでも多少の腰痛になるリスクとトレーニングの効果を天秤にかけるわけです。

https://www.sbdapparel.jp/contents/201711/1290