【2019年】 9月18日 83歳男性
正常圧水頭症【腹腔短絡術】
正常圧水頭症にVPシャントを施行。 術後、嚥下障害が出現した。

9月25日 43歳
右三叉神経痛 【後頭下開頭術】
開頭手術後、右耳に難聴の後遺症と右顔面の感覚鈍磨が出現。

9月26日 90歳女性
右中大脳動脈塞栓症 【カテーテル血栓回収術】
術中には出血に気付かなかったが、翌日のCTでは血腫が拡大し、意識レベル低下。もともとあった糖尿病が悪化し、糖尿病性高浸透圧性昏睡により死亡。

10月2日 75歳女性
後縦靭帯骨化症【頸椎後方除圧術】
ドリルを操作中、過って頸椎の硬膜を損傷した。頸髄損傷、髄液漏が想定され、ただちに硬膜を閉鎖した。もともと寝たきりだったため、家族からの強い責任追及はなかった。

12月25日 89歳男性
頚椎症【頸椎前方固定術】
手術は特に問題なく終了。 術後、高度の嚥下障害が出現した。

【2020年】 1月22日 74歳女性
腰部脊柱管狭窄 【椎弓切除術】
手術中、ドリルで腰椎の硬膜を損傷し、ドリルに 巻き込まれた一部の神経を切断。右足関節がほぼ動かなくなるなどになった。

2月19日 75歳男性
膠芽腫 【側頭葉切除】
右側頭葉を中心とした脳腫瘍に対し、側頭葉切除を予定。術後に心停止となり、意識障害が続いた。(※1)

2月27日 (※2) 84歳女性
脳梗塞
カテーテルで血栓回収中、ガイドワイヤーが血管を 【カテーテル血栓回収術】 突き破り、手術を中止した。血栓を回収できなかったことにより、広範な脳梗塞に陥り、脳ヘルニアから脳死に至った。

※1)手術から56日目に死亡 ※2) 「2月28日」と記載されている資料もある。