新型ステップワゴンは先代の秘密兵器「わくわくゲート」が廃止! ものすごーく便利なのに「不評」だった理由とは

その便利さは、使ってみればわかるもので、たとえば、ボックス型ミニバン最大のウィークポイントだった、クルマを壁や後ろのクルマにギリギリにつけると、
大きく後方にハネ上がるバックドアが開けられない……という使いにくさを、わくわくゲートの横開きするサブドアによって見事に解決。

通常のバックドアを全開にするには1m前後の車体後方スペースが必要だったところ、ステップワゴンの3段階に開く(止まる)サブドアでは、400mm、640mm、760mmの張り出し量となり、
車体後方にあまりスペースのないシーンでも開閉し、荷物を出し入れすることができたのである。これが、先代ノア&ヴォクシーでは950mm。
日産セレナではバックドア全体で1m前後、ガラスハッチだけ開くデュアルバックドアでも500mm前後の車体後方スペースが必要だったのである。

しかし、それが、意外にも、5代目ステップワゴンの足を引っ張っていたのである。その理由はまず、後から見た時の左右非対称デザインにあったらしい。
特に、このクラスのミニバンを購入する際の、実質的決定権を持つ女性の目に不自然に映ったらしく、ウケなかったというのだ(嫌い、違和感)。

では、左右対称であったならば、OKだったのか。じつはそうでもない。理由は、5代目ステップワゴンの運転席からの後方視界である。一般的なバックドアであれば、リヤウインドウは大きく広い1枚ものだ。
が、わくわくゲートの場合、そこに縦の線が入ってしまう。それが後方視界を悪化させるほどではないにしても、気になる人は気になったようなのだ。

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