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ダシと素材にこだわり 佐野らーめん予備校 卒業生が開店

佐野らーめん予備校の第二期卒業生、佐藤義之さん(40)が店主を務める「佐(さ)よし」が十日、佐野市吉水町にオープンした。佐藤さんは二十年続けた和食の道から麺道への転身。「ダシと素材に徹底的にこだわる」という自慢のラーメンで新風を巻き起こす決意だ。(梅村武史)
 調理の専門学校を卒業後、和食料理人として関西、首都圏をめぐって経験を積んだ。最初に勤めた大阪の料亭で、民放テレビ「料理の鉄人」に出演した「和の鉄人」中村孝明さんと出会い、和食のいろはを学んだという。
 幼少期を佐野市で育ち、今回、妻子と一家六人でUターン。「料理に興味を持ったのは、子ども心に佐野らーめんがおいしいと思ったから。家族のためにも必ず、この店を成功させる」と意気込む。
 看板メニューは、しょうゆ味の佐野らーめん七百十五円、肉餃子(ぎょうざ)三百三十円。開店時間は十一時〜十四時半、十七時半〜二十時半。問い合わせは同店=電0283(25)8262=へ。
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 佐野市は「佐野らーめん予備校」の六期生を募集している。定員は五人程度。締め切りは四月一日。
 参加費用は、基礎研修や本格修業、開業の一部支援などを含めて十四万九千八百円。市に移住した時点で十万円の奨励金がもらえる。問い合わせは市総合戦略推進室