たられば
@tarareba722
英国議会でシェイクスピアを引用してみせ並み居る議員の心にくさびを打ち込み、期せずして世界中の「古典を学んでなんになるのか論」にまで一例を刻んだゼレンスキー大統領。(でも、身につけた教養をこんなところで使いたくはなかっただろうな、、、ともすこし思うなど)

たられば
@tarareba722
なお、3/8の英国下院議会でのゼレンスキー演説における『ハムレット』の引用、あれって単に「生きるべきか、死ぬべきか」というフレーズが有名だったから…というだけでなく、前後の文脈もしっかり踏まえているんですよね。というのも、原文「To be, or not to be, that is the question」の続きは、

たられば
@tarareba722
「Whether 'tis nobler in the mind to suffer
The slings and arrows of outrageous fortune,
Or to take Arms against a Sea of troubles.」

私訳/どちらが雄々しい態度だろうか…。不法な運命の矢弾に耐え忍ぶ道か、武器をとり困難の海に向け抗う道か。

…と続くわけです。

たられば
@tarareba722
この「a Sea of troubles(困難の海)」が、さらにこのあとのチャーチルの元演説を引用した「海で空で、われわれは最後まで戦う。いかなる犠牲を払おうとも、われわれの土地を守るために戦い続ける」まで繋がるわけですね。実に計算された演説だと思います。

たられば
@tarareba722
少なくとも英国下院議会でこの演説を聞いた議員たちには、『ハムレット』のこの一文からチャーチルの演説にまで繋がるフレーズを脳内で結び付けただろうし、その繋がりでさらなる万雷の拍手に至ったのだと思います。なんというか、すごいものを見ているな…という気がします。


"「決して降伏せず、敗北しない」ウクライナ大統領が英議会で演説(字幕・9日) | ロイタービデオ"
https://jp.mobile.reuters.com/video/watch/idOWjpvC5G9PFHWMNACA5TW5NWY7OU08A
https://video.twimg.com/amplify_video/1501442490359898113/vid/1280x720/y5sR-Ym1GHBTM5c6.mp4