2006年(平成18年)3月16日は、プレイステーション2用ソフト『ファイナルファンタジーXII』が発売された日。

 物語の舞台となるのは『ファイナルファンタジータクティクス』にも登場したイヴァリースで、同作が大好きだった自分はそのことを知ったときは期待で胸が高鳴りました!

 ストーリーは空賊にあこがれる青年・ヴァンと幼なじみの少女・パンネロが、空賊バルフレアと相棒のフラン、帝国の侵攻で国を奪われれた王女アーシェ、国王殺害の濡れ衣を着せられ幽閉されていた騎士バッシュと出会い、帝国の支配に抵抗する反乱軍として戦うことになるというもの。

 最初に操作をすることになるのはヴァンの兄であるレックスなのですが、バッシュに成りすましたガブラスに剣で刺されて重症を負ってしまうという衝撃の幕開けでした。
雑誌などの事前情報でヴァンが主人公であることを知っているならまだしも、なにも知らずにプレイした人は主人公だと思ったキャラクターがいきなり退場して驚いたのではないでしょうか。

 ほかにも主人公側だけでなく敵側や第三者の内情や苦悩を描いていることや、世界のすべてを救うようなストーリーではなく、あくまで歴史の一部分を切り取った内容であることにも驚きました。

 また、街やフィールドが広大だったことにもびっくりしました。サブイベントも多く、いろいろなところを探索する楽しみがありました。
とくにレアアイテムが手に入る“モブ”狩りはいきなり強い敵に遭遇してしまうこともありますが、そのスリルも含めて楽しかったです。

 バトルはエンカウントではなく、シームレス方式に。
さらに、あらかじめキャラクターの行動をプログラムしておく“ガンビット”を採用しています。

 バトルも凝ったものが多く、特定のボスや召喚獣は特殊な“異常空間”で戦うことに。
たとえば“ヴィヌスカラ”というボスは“磁場”フィールドで戦うことになり、金属製の装備を装着していると動きが鈍くなってしまうという特徴がありましした。

https://s.famitsu.com/news/202203/16254554.html
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