世界平和統一家庭連合は、’15年に『統一教会』から改名している。その統一教会は、昭和の末から多額の献金や霊感商法が社会問題として扱われていた団体でもある。
そのため人気キャスターだった飯星景子(59)が統一教会に入信したと報じられたとき、大きな騒動となった。

「’91年の夏ごろから、景子さんは髪を切ったりお酒とタバコをやめたり。さらに、改名や事務所を退所するという変化がありました。
父親で作家の飯干晃一さん(享年71)が問いただしたところ、景子さんは『統一教会の関連団体に入っている』と返答。晃一さんは景子さんを勘当し、景子さんは失踪しました」(芸能関係者)

そこで’92年10月、晃一さんは記者会見を開き、統一教会に“宣戦布告”をしており、本誌も会見を取材している。
晃一さんは「娘が心の飢えを持っていたのを見抜けなかったのが残念」と涙ながらに語りながらも、こう語っていた。

「私は残りの半生をかけても統一教会と闘います。景子が戻ってきても闘い続ける。(娘には)ドアは開かれている」

ある芸能関係者は言う。

「会見がきっかけとなり、海外にいた景子さんは急遽帰国。そして晃一さんは2週間にわたり、説得し続けました。
統一教会の教義に疑問を抱くようになった景子さんは、晃一さんに歩み寄るように。そして、脱会を決意することとなりました」

‘12年2月、飯星は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、脱会を決意した瞬間についてこう明かしている。

「父が今までで見たことないくらい弱々しく映りました。それまでは、スーパージャイアントな父親で、持てる力のすべてで私に向かってきましたが、それは響かなかった。
むしろ真反対の姿を見たとき『私がそんな姿にさせた』と。それが大きなきっかけになりました」

また‘16年8月、『白熱ライブ ビビット』(TBS系)でも飯星は、当時の晃一さんの行動を振り返り「いくつになっても親御さんが子どもを思う気持ちは本当に変わらない」とコメント。そして、こう語った。

「一番大事だったのは親と子、人間同士ということだけでした」
https://news.yahoo.co.jp/articles/391d7fa6d6d1b0ea08bf22d0f91490687fac9d8d