竹島が日本の一部であると示された、アメリカの民間会社が1897年に発行した地図が新たに見つかりました。
専門家は島根県に編入される1905年以前から竹島が日本の領土として国際的に認識されていたことを改めて裏付ける資料だとしています。

新たに見つかったのは、アメリカの百科事典の製作会社が「日本と朝鮮」というタイトルで1897年に発行した地図です。
東京のシンクタンク、日本国際問題研究所の委託を受けて竹島の領土問題を調査している島根大学法文学部の舩杉力修准教授が発見し
地図では日本領は黄色、韓国領はピンク色で表示され、現在の竹島は日本領と同じ黄色で示されています。
また、島にはイギリスでの名称「ホーネット島」やフランスでの名称「リアンクール岩」という表記もされ当時の世界情勢を反映して作成されていることがわかります。
竹島が日本領であることを示した当時の民間地図はほかにもドイツやフランスなどでも見つかっていて
舩杉准教授は「島根県に編入される1905年以前から竹島が日本の領土として国際的に認識されていたことが改めて裏付けられる貴重な資料だ」と話しています。

【動画】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20221028/4030014302.html