「中高年ひきこもりは自己責任か?」精神科医・斎藤環が予測する「孤独死大量発生」時代

■自分には「娯楽を楽しむ資格はない」と思い詰め
 ひきこもりの人は、顔が見えにくい。自ら外に助けを求めることも少ない。
そのため、斎藤氏らが20年前から「ひきこもり高齢化」に警鐘を鳴らしてきたにもかかわらず、
国の調査や対策は常に後回しにされてきた。

「中高年のひきこもりでは、1日、何もしていない人が半分ぐらいいます。ベッドで横になったり、
ソファに座っていたり。頭の中でいろいろ考えて葛藤しているから、退屈は感じないそうです。
部屋に籠ってネットやゲームに没頭している印象を持たれがちですが、それは実は少数派。
ひきこもっている人は自責的になっており、自分には娯楽を楽しむ資格はないという思いがあるようです。
思い詰めすぎた結果、鬱などを発症してしまうケースもあります」

https://www.excite.co.jp/news/article/Bunshun_11845/