「ウクライナ軍の活路は冬にしかない」──米戦争研究所

>>> <冬の間はウクライナ、ロシア両軍とも態勢を整え直し、春の本格的な戦闘に備えることになる、という米情報当局の分析は誤りで、もしウクライナ軍が冬の好機を逃せばロシア軍が息を吹き返してしまうと指摘>

ウクライナがさらなる領土奪還に向けてロシア軍に反撃するいちばんのタイミングは春だ、という米政府関係者の分析は誤っていると、米ワシントンを拠点とするシンクタンク戦争研究所(ISW)は指摘する。


>>>「ウクライナにおいては通常、冬は戦車などを中心にした機甲戦に最適な季節だ。それに対して、春は戦闘にとって悪夢の季節だ」とISWは述べる。
ウクライナを支持する国々は、「ウクライナ軍がこの冬、大規模かつ決定的な反攻作戦を繰り広げられる」よう支援すべきだ、とISWは述べている。そうしなければ、ウクライナ軍は勢いを失い、2023年3月の後まで身動きが取れなくなる。
「そうなれば、疲弊したロシア軍に対して、貴重な猶予期間を3、4カ月も与えることになり、彼らは態勢を立て直すだろう」とISWは結論している。

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