また、Rapidusの誕生について、各アナリストの見方は、以下のように様々だった(順不同)。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20221220-2542027/

・熱意を全く否定するわけではないが、何を目標しているのかはっきりせず危うい。短TATで2nm以下の製造プロセスを日本にも作ることは意義はあるだろうが、2027年後半では遅すぎる。ファウンドリを立ち上げるにしては方向性が見えない。ファウンドリとファブレスをつなぐエンジニアリングがとても重要だが、経済産業省(経産省)は理解してないようだ。勝てるエンドマーケットはなにかを探り、勝てるアプリを立ち上げることが大切だ。

・過去の事例で、プロセス微細化から撤退して後で追いついた企業は皆無である。Rapidusのビジネスは厳しい。数千億円、さらには数兆円単位で損失が出る状況に耐えきれるのか。胆力ある経営者でなければ務まらない。TSMCやSamsungはそういう人が経営してきた。

・懸念と期待がある。出来ない理由を並べればたくさんあるが、どうやったらできるか考えるべきだ。今のように2nmにこだわると難しい。小学生はすぐには大学生にはなれない。トランジスタ形成工程は超微細化でも配線工程やパッケージ工程は必ずしも超微細ではないので日本の強みを生かしてどうやったら勝てるか考えるべきだろう。

・出資者がポイントで、NTT、トヨタ、ソニーが中核である。NTTの要求は他の半導体メーカーで作ってくれない少量多品種の光融合素子を微細化し短TATでつくることのようであり、お金の問題は残るが短TATを期待している。