三國清三さんの「オテル・ドゥ・ミクニ」閉店 多くの著名人通う名店

フレンチの巨匠、三國清三(きよみ)さん(68)のフランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」(東京・四谷)が28日、37年の歴史に幕を下ろした。岸田文雄首相をはじめとする政財界の関係者や芸能人らが足しげく通った店として知られていた。

店は東京・元赤坂の迎賓館近くの住宅街にあった。岸田首相ら政治家のほか、財界関係者や芸能人らが足しげく通い、各国の元首や映画俳優らも訪れた。三國さんはテレビなど数々のメディアにも出演。日仏首脳会談や九州・沖縄サミットで総料理長を務めるなど活躍した。

三國さんは今後、80席ある今の店を取り壊す。2年後に仕入れから調理まで自分で手がけ、お客さんとゆっくり向き合える少人数制の店を同じ場所につくる予定という。
「店を愛してくれた人たちに感謝したい。ゼロから出直し、料理人としてもう一度プレーヤーでやりたい」と話した。(笹山大志)

https://www.asahi.com/articles/ASQDX5VM2QDXUTIL02C.html
https://www.asahicom.jp/imgopt/img/a683a755d7/comm/AS20221228002774.jpg