「黒霧島」「白霧島」紙パックなど2月出荷分で販売休止へ サツマイモ基腐病影響 霧島酒造

焼酎最大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は22日、自宅用として人気で主力の芋焼酎「黒霧島」と「白霧島」の紙パック商品など一部の販売を、来年2月出荷分を最後に休止すると発表した。原料のサツマイモの病気「サツマイモ基腐(もとぐされ)病」の影響で収穫量が減り、当初計画した原料の確保が難しくなったため。基腐病による販売休止は初めて。再開時期は未定という。

販売休止するのは、黒霧島は11商品のうち、アルコール度数25度の900ミリリットル入り紙パックと、20度の900ミリリットルと1800ミリリットルの紙パックの3商品。このうち20度の2商品は九州・沖縄では販売を続ける。

白霧島は10商品のうち、25度の900ミリリットルと1800ミリリットルの紙パック、720ミリリットルの瓶の3商品。

基腐病はつるが枯れ、芋が腐る伝染病。2018年に国内で初めて確認され、鹿児島県や宮崎県などで被害が続いている。

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