最近、日本で半導体が注目されている。ただし、Rapidus(ラピダス、東京・千代田)を中心とした先端ロジック半導体の話題だ。日本がまだ強いとされるパワー半導体は蚊帳の外の印象だ。「政治家は、ロジック半導体とパワー半導体の区別がついていないのでは」という嘆きが日本のパワー半導体技術者から次々と聞こえてくる。

 そんな日本のパワー半導体技術者たちと会話すると決まって、「このままだと日本のパワー半導体は衰退し、ロジック半導体の二の舞いになる」という、行く末を案じた話題になる。理由は大きく4つある。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/122201186/