台湾アナリストが分析するラピダス、「製造できるが採算合わない」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02258/021300012
台湾・国立交通大学 応用化学専攻 修士課程修了。米Lam Research(ラムリサーチ)でEngineering Directorとして15年以上従事した経験などを経て、台湾アナリスト集団Isaiah ResearchのVice Presidentに就任。専門は半導体やサプライチェーン調査。半導体設計やIDM(QualcommやMediaTek、Intelなど)からファウンドリー(TSMCや Samsung、UMC、GlobalFoundries、SMICなど)、OSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test:半導体製造の下流工程とテストを担う企業)までのサプライチェーン分析を手がける半導体研究チームを率いる。半導体業界での経験は25年を超える。


【質問】ラピダスは2nm世代プロセス半導体を量産できるか?

【回答】技術的には可能だろう。ただし、収益性のある量産の実現はまだ難しい。

 2022年11月にラピダスの設立が発表され、2027年までに2nm世代プロセス半導体を量産する計画であることを明らかにしました。Isaiah Researchの見立てでは、量産は技術的には可能です。ただし、歩留まりや生産性を高め、利益を生み出せる水準を達成できるかにはまだ疑問があります。

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