“逆風”の中国市場 日本の自動車メーカーに危機感

しかし、中国市場に言及する各社のトップのことばからは厳しい現状が伝わってきました。

日産自動車 内田誠社長
「いま起きている変化のスピードは想定をはるかに上回っていることを肌で感じた。
中国市場の生産・販売の減少をほかの市場でカバーしきれない」

ホンダ 三部敏宏社長
「われわれが想定する以上に中国メーカーが先を行っている。特にソフトウエアの領域はさらに進化している」

日本メーカーの苦戦ぶりは、販売データにも表れています。
ことし1月から4月までの各社の販売台数は去年の同じ時期と比べて、
日産自動車がー29.9%、ホンダがー29.8%と大きく落ち込み、トヨタ自動車もー2.4%と
小幅ながら減少しました。

マツダなどほかのメーカーも苦戦しています。

中国全体の販売台数は+7.1%と伸びているだけに、日本メーカー各社の落ち込みは深刻です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230526/k10014078831000.html