>>722 おまえは全くコピーしたように同一のものを作らなければ「そのままに復元」とはいえないと
思ってるようだが、そんなのは子供の理屈だ。
全く同じになんか作れるわけがない。
昔の城は柱だってヤリ鉋で削ってるはずだが、いまどきそんなことはやれない。
バイロンなんてシッタカしなくても、瓦だって外壁だって昔のものとは違うだろう。
ただ当時と同じ木造にして柱や梁の太さも同じにし、同じ配置で同じ組み方にする。
それを以て復元としているわけだ。
>18世紀に落慶して以来、修理だけで現在まで存在する東大寺金堂を並列するのはそもそも間違ってるし
というが、明治になったときに屋根は波打ち、どうして崩れないのか不思議なほどだった。
それを明治の大修理では瓦の数を減らして重さを軽減、昭和の大修理では瓦の下に銅板を葺いて二重にし、
さらに軽い瓦を用いて軽量化した。鴟尾も全く新しく作った。
おまえは
>石垣の上でなく、石垣の内側にパイロン打って拵えた「土台」の上に建てる計画だから、そもそも「そのまま」の復元
>ではないと言ってるんだが?
と言っている。その理屈からすれば屋根を二重拭きにしセラミックの屋根をつけた東大寺金堂は「そのままの」復元ではない。
しかし瓦の下をどうしようと瓦の材質を変えようと、波打って今にも崩れそうな屋根を本来の姿にしたのだから、人々は
金堂がそのままに復元されたと捉えたのだ。
それを「そのままの復元ではない」というのはおかしい。
そのままではないのは誰でも知ってるし、そのままであるわけがない。
材料も異なり工法も違うんだから理屈でいえば「そのままの復元」とはいえないだろう。
しかしそんな子供みたいな理屈をこねたって意味がないだろw
おまえの理屈は完全なコピーでなければ「そのままに復元」とはいえないというものだ。
そしたら完全な復元なんてものはどこにも存在しないんじゃないか。
絵の修復だって顔料の材質は今のものとは違うものがあるだろう。
お前の理屈では一色でも違えば修復とは言えなくなる。
だが、見た目ちゃんと直っていれば完全な修復というのが普通じゃないのか。
>元歴史的建造物に現代の価値観と最先端技術を盛り込むことがその「復元」の価値に対して何ら悪影響を及ぼすことも
>無いだろう、
「そのままに復元」はコピーのように同一のものでなければならない、新工法や材料を使えば「そのままの復元」とは
言えないと勝手に規定しておき、だから名古屋城は「そのままに復元」するのではないから現代の価値観と最先端技術を
盛り込んで作っても建物の価値は変わらないとする。
結論としてだからエレベーターを設置してもかまわないというわけだな。
残念だがそれは違うな。
お前は「そのままの復元」という言葉の意味を自分流に解釈してあてはめをしているだけだ。
名古屋市の言っている「復元」とは、かつての名古屋城と同じ木造で同じ縮尺で同じ構造(木組み)のものを作ろうと
いうことだ。土台だけでなく屋根の瓦も違うし屋根の下張りも銅板かガルバリウム鋼板だろう。
壁も竹を組んで漆喰塗りなんてことはないはずだ。
だが当時と全く同じ設計で同じ太さの柱や梁で組み上げる。
外観も内装も材質は違うができるだけ同じに見えるようにする。そういうことを「復元」と言ってるんじゃないのか。
俺はそれで戦災で焼けた城そのままの復元と言っていいと思うけどな。
エレベーターなんてつけたら設計も木組みも違ってきてしまう。
それで「その「復元」の価値に対して何ら悪影響を及ぼすことも無いだろう」なんていうのは突拍子もない意見だ。
お前はただ言葉の意味をこねくり回しているだけのことだよ。
一見論理的だが中身は子供の理屈。
笑わせてもらったよ有り難う