パジェロ、27年にも生産復活…三菱自動車がタイ工場から輸入方針

三菱自動車は、かつての看板車種だったレジャー用多目的車(RV)「パジェロ」を2027年にも国内で復活させる検討に入った。販売低迷により19年に国内向けの生産を終了していた。往年のファンからの人気が根強く、復活を望む声に応える。

パジェロは1982年に発売された。悪路に強いオフロード車の代表格として「RVブーム」の主役となり、砂漠地帯を走る「ダカールラリー」では12回の総合優勝を重ねた。ピーク時の生産台数は年間16万台超に上ったが、終盤は年5万台以下に低迷していた。

パジェロを生産していた国内の工場はすでに閉鎖している。復活の際には、主力ピックアップトラック「トライトン」をベースに開発し、タイの工場から輸入する方針だ。

三菱自は、強みの四輪駆動技術を生かしたパジェロの復活により、他社との差別化を図る考えだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b75c2a0b17a05bc183d5e6d4247319c8cb31245