米グーグルで黒人への「組織的偏見」横行、元従業員が提訴

米グーグルが「組織的な人種偏見」に基づいて黒人従業員を昇進や報酬面で差別しているとして、元従業員が今月、訴訟を起こしたことが明らかになった。

ロイター通信などによると、提訴したのはグーグルでダイバーシティー(多様性)採用の担当者だったエイプリル・カーリー。
訴状では、グーグルの黒人従業員はカリフォルニア州マウンテンビューの本社キャンパスで警備員からたびたびIDの提示を求められたり質問を受けたりするなど、
「敵対的な職場環境」に置かれていると主張。グーグルは「人種を理由に黒人を低い地位の職に振り向け、
少ない賃金しか払わず、昇進の機会も与えていない」と訴えている。

また、グーグルでは黒人従業員の割合が4.4%にとどまり、幹部クラスや技術職では3%ほどしかいない点も指摘している。

カーリーは、黒人女性である自身が採用されたのも「マーケティング上の策略」だったことがわかったとし、入社後は上司から自身の仕事にけちをつけられるように
なったと述べている。社内では「怒れる」黒人女性というステレオタイプにはめて扱われるようになり、昇進も見送られたという。

いかそ
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afce75d709d34b3e6084b77d3967c2a9ff82ac1