川崎時計店強盗 男が無罪主張「強盗する意思なかった」障害も明かす
7/25(火) 21:53配信

川崎市幸区の時計店で6月、アクセサリーを強盗した罪に問われている男の裁判が横浜地裁川崎支部で始まり、男は無罪を主張しました。

起訴状などによりますと、大阪府の八木貴寛被告26歳は6月11日、川崎市の時計店に仲間と押し入り、ショーケースをバールでたたき割って従業員を脅迫し、アクセサリー1点を奪った強盗の罪に問われています。

25日の初公判で八木被告は店でケースを割ったことを認めた一方、「強盗する意志はなかった。 ガラスを割るだけだと聞いていて店の商品は持ち出していない」と起訴内容を否認しました。

自身の職業については障害者雇用枠で農作業をしていると明かしました。

検察側は冒頭陳述で、「大学の学費など100万円を超える借金を返済するため、被告はツイッターで“闇バイト”と検索し、投稿者から『200万円稼げます。 時計屋さんに行ってガラスを割ってください。 保険金詐欺です。 オーナーから許可はもらっているので捕まることはありません』などと説明を受けた」と述べました。

アクセサリーを取ったのは仲間の男だったものの、犯行前に八木被告もできれば時計を回収するよう指示されていたと指摘しました。

一方、弁護側は、犯罪を行う「故意」がなく、無罪であると主張。 もし強盗が認められたとしても「八木被告には刑事責任能力がない可能性がある」と述べました。

次回の裁判は9月8日に開かれる予定です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5799846154ee0e486771ee2cc1ad5093c3837a3e